2025年6月 春桜会レポート
▼アジェンダ
- ワニブックス 岩尾 雅彦氏
どこよりもわかりやすい 「自費出版」と「商業出版」の光と闇
〜編集と営業の“二刀流”出版マンが解説します!~
- 漢方薬:麻黄湯
- ツボ:陽明大腸経 商陽
- 生薬:アストラガルスメムブラナーセウス
①ワニブックス 岩尾 雅彦氏
どこよりもわかりやすい 「自費出版」と「商業出版」の光と闇
〜編集と営業の“二刀流”出版マンが解説します!~
岩尾さんは、数々のヒット作の裏で、「こうやって失敗する…!」というリアルを熟知している、まさに“出版の光と闇”の語り部。取材録画を忘れたまま話が盛り上がっていた…なんて絶望体験も含め、出版業界の裏も表も知り尽くしたキャリア25年のベテラン編集者。現在は編集と営業の「二刀流」で活躍中。そんな岩尾さんが、自費出版と商業出版の落とし穴をユーモラスかつ辛口に語ってくれた。
- 出版業界で四半世紀、数々の“ヒットとしくじり”を見てきた男
岩尾さんは、編集歴25年、編集長歴10年、現在はワニブックスの常席執行役員
ジャニーズ雑誌や話題の健康書、小林弘幸先生の便活ダイエットまで、手がけたジャンルは多岐にわたる
今津義弘先生の『89.8%の病気を防ぐ腸体温のすすめ』をヒットに導いた実績も
- 出版って実は「罠」だらけ!自費出版と商業出版の違い、全部話す
・出版には「商業出版」と「自費出版」がある
・商業出版はISBNコードが付き、書店流通&ネット販売もされる
・一方、自費出版はISBNなし、販売も基本ナシ。完全に“自己満”出版
・「本を出せばテレビに出られる」という、平成初期の話!今やテレビでの紹介のハードルは超が付くほど高い
- 「医師が自費出版で失敗するパターン」は擦り切れるほど見てきた
・ターゲットになりやすい医師の特徴:
① 初出版でノウハウがない
② 開業直後で「何か記念に残したい」欲が高い
③ 大学の教材として使えるから出したい
・患者が増える、テレビに出られるなどの“甘い言葉”で誘う業者には要注意
・実際、200万円と言われて始めたら最終的に請求は800万円超え…という話もザラ
・費用の高騰理由は「部数が少ないから利益乗せる必要がある」だけ
- 「自己負担本」って知ってる?新型出版スタイルの裏側
・自費出版と商業出版のハイブリッド=自己負担本。
・ISBNを取得して書店流通を目指すが、中堅〜大手出版社でないと流通力が足りない
・制作費300〜500万円+編集・営業費=合計800万前後が相場
・でも重版がかかれば商業出版と同様に印税収入が入ってくる…こともある(※運と実力次第)
- 「本を出したら有名になれる」?それ、幻想です。
・目的を明確にしないと、ただの高い紙の束になる。
・本を出す目的は「有名になりたい」「クリニックの宣伝」「研究の広報」など具体的に
・SNSでの発信力がある人が強い(XやYouTubeでの地道な活動が効く)
・地方で“知る人ぞ知る”医師もヒットの可能性あり!地域性は強い武器
・数字を盛り込んだタイトル(例:「1万人を診た医師の〜」)が日本人には刺さる!
- Amazon1位の裏技!?でも総合1位は…神のみぞ知る
・特定の時間に集中購入してカテゴリ1位を狙う“裏ワザ”あり
・でも総合1位は至難の業。数千冊売ってやっと取れるレベル
・新書は安価で作れて狙いやすい。初めての出版には最適な選択肢
- まとめ:「本を出したい」じゃなくて「何のために出すのか」を考えることが大切
・出版は手段。目的を見失うと、確実にしくじる
・本当に出版したいなら、“しくじらないルート”を知っておくことが第一歩
・出版社から声がかかっても、「全部お任せ」は禁物。ちゃんと話聞いて、疑って、調べて、それからGOです!
來村先生
②漢方薬:麻黄湯
「麻黄湯」は、“攻めの漢方”とも言える、元気な人向けの風邪薬。インフルエンザや関節痛にも大活躍。
ポイント①:4種の生薬で構成された、シンプルかつパワフル処方
・構成生薬は麻黄・桂枝・杏仁・甘草
・インフルエンザ、風邪初期(発熱・咳・関節痛)に最もよく用いられる
・中枢を刺激し交感神経を高める「麻黄」が主要成分
ポイント②:実証〜やや実証タイプ向け。元気な人にこそ効く!
・麻黄の作用により、体力がある人(実証)に合う
・喘息用の咳、鼻炎、夜尿、乳児の鼻詰まりにも応用可
・胃が弱い人、高齢者(特に前立腺肥大)は注意が必要
ポイント③:他の“麻黄系”処方との使い分け
・葛根湯:麻黄含有だが、関節痛への効きはやや弱い
・麻杏甘石湯:石膏入りで熱を冷まし咳止めに特化
・小青竜湯:寒冷による鼻水に特化、アレルギー性鼻炎にも
・麻黄附子細辛湯:穏やかで、高齢者の虚弱な風邪に最適
ポイント④:抗インフル薬と肩を並べるほどの効果
・インフルエンザの関節痛、悪寒、熱など全身症状に効果
・ウイルスのオートファジー促進により免疫活性化
・発症48時間以内は抗インフル薬との併用が推奨されるが、単独使用も可
ポイント⑤:小児にも対応。服用工夫がカギ
・生後3ヶ月から使用可能。乳児期は味覚未発達で飲みやすい
・ココア、クラッシュゼリー、「服薬ゼリー」などで飲みやすく
・体重に応じて1/6〜1/2に調整可能
・服用は2時間おきが基本。就寝前は避ける
・熱が下がったら中止(通常3日分程度)
③ツボ:陽明大腸経 商陽(しょうよう/LI1)
鼻づまりや喉の痛みにサクッと効く、指先の小さな名医
ポイント①:陽明大腸経の起点、指先にあるツボ
・陽明大腸経の始まりにあるツボ
・場所は人差し指の爪の親指側、約3mm外側(外側爪甲角)に位置
ポイント②:風邪・消化器・耳鼻系に万能
・鼻炎、鼻づまり、喉の痛み、耳鳴り、手のしびれ、胃腸の不調に対応
・とくに、熱や風邪の初期、消化不良、胃腸炎にも使えるツボ
ポイント③:軽く押すだけでも効果が期待できる
・ツーンと痛い感覚があるが、それが効いている証拠
・陰陽の気がぶつかる場所なので、刺激で全身に影響が届きやすい
④生薬:黄耆(おうぎ)=アストラガルス・メムブラナーセウス
元気チャージとむくみケアに最適!補剤の定番、“地味にすごい”生薬
ポイント①:豆科の植物「キバナオウギ」の根っこ
・学名:Astragalus membranaceus(アストラガルス・メムブラナーセウス)
・日本では「黄耆(おうぎ)」と呼ばれ、古くから補剤として使用
ポイント②:体表を固めて汗を止める、“外からのバリア”役
・固表止汗:皮膚の防御を強化して、汗の漏れを防ぐ。
・利水消腫:体内の余分な水分を排出し、むくみを取る
ポイント③:滋養強壮の代表格として多数の処方に登場
・代表処方:補中益気湯、黄耆建中湯、半夏白朮天麻湯など
・「人参」とペアで「人耆材」と称されるくらい重宝される
ポイント④:免疫アップにも活躍。風邪予防の頼れる味方
・慢性疲労、虚弱体質、風邪のひきやすい人に
・気力・体力を養い、日常生活を元気に支える





